桃山文化 16世紀後期の織田信長・豊臣秀吉の時代が中心
南蛮文化
活字印刷:ヴァリニャーニが活字印刷機をもたらす
➡キリシタン版(天草版)を出版
生活文化:パン・カステラ・てんぷら・たばこ・眼鏡・時計
美術
「南蛮屏風」 「世界図屏風」「秦西王侯騎馬図屏風」
…日本人画家による油絵・銅版画の技法 ex 狩野内膳
☈コラム 早稲田大学出張講座で学ぶ南蛮屏風
美術作品を「見る」ことの重要性!解説を読むのではなく、作品を見ることが重要なのだ。この言葉は目から鱗でした。早稲田大学文学部学術院 成澤勝嗣准教授の講義が2011年10月30日社会科室で行なわれた。詳細は授業の中で解説したい。また千葉大入試で南蛮屏風が出題されているので、その解説もしたい。
芸能 町衆が担い手
茶道:千利休➡侘び茶を大成
陶芸:茶の湯の流行が背景となる 朝鮮出兵の際に陶工を連
有田焼、薩摩焼、萩焼など
歌舞:歌舞伎踊り ➡出雲の阿国が創始
人形浄瑠璃 三味線を取り入れる ※三味線はこの時代が始まり(センター)
美術 仏教色が一掃される 現実的で豪華絢爛
城郭建築 天守閣をもち、書院造りの居館を併設
安土城、伏見城、姫路城、大阪城、二条城、松本城、犬山城(最古)
聚楽第(伝遺構=大徳寺唐門・西本願寺飛雲閣)
伏見城
茶室建築 妙喜庵待庵 (千利休設計)京都府大山崎町の妙喜庵に設けられた二畳ほどの茶室で、侘び茶の精神が凝縮された最高傑作。
絵画 障壁画=濃絵&水墨画
障壁画は、お城や禅寺などの壁や襖を飾った。絵の具を厚塗りにして、余白を金銀で仕上げたのを濃絵という。その大成者は信長・秀吉に愛された 狩野永徳 。障壁画はこの濃絵と水墨画の2種類あり。絵のネーミングはシンプル。だって高雄で紅葉狩り=高雄楓図屏風とか、松の木に鷹=松鷹図です。狩野派は正信(東山期)/元信(戦国期)/長信・永徳・山楽(桃山期)/探幽(寛永期)を作品と一緒に覚えよう。狩野派ではない長谷川等伯と海北友松も頻出。早稲田大文学部洵教授はゼミの学生を最初に連れて行くのが智積院にある長谷川等伯の濃絵(=智積院襖絵と語っていた。