浄土宗
浄土宗に関して述べた文として正しいものを、下から一つ選べ。
1.この宗派を開いた人物の著作に、『正法眼蔵』がある。正法眼蔵は道元だね!
2.この宗派では、踊念仏を布教の手段に用いた。踊念仏は一遍
3.この宗派の中心となった寺院に、知恩院がある。浄土宗総本山、知恩院 法然○
4.この宗派では、戒律を重視して旧仏教を改革した。
正解➡3
旧仏教に関連して述べた次の文X~Zについて、その正誤の組合せとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
X 慈円は、『禁秘抄』を著して道理による歴史解釈を試みた。
Y 忍性は、貧困や難病で苦しんでいる人々のために救済事業を行った。
Z 高弁(明恵)は、華厳宗を学んで旧仏教の復興に尽力した。
① X-正 Y-正 Z-誤 ② X-正 Y-誤 Z-誤
③ X-誤 Y-正 Z-正 ④ X-誤 Y-誤 Z-正
正解➡④
公家文化
公家文化 後鳥羽上皇が『新古今和歌集』を編ませ、その歌風は新古今調とよばれた。この和歌集には藤原定家や『山家集』の西行、『方丈記』の鴨長明らの歌が収録されている。有職故実とくれば先例・儀式の研究と答えなくてはいけない。
▼ 似絵…大和絵の肖像画 写実的
ex.藤原隆信( 伝平重盛像・伝源頼朝像)
◆ 頂相 …禅僧で祖師を描いた肖像画 師から弟子に与えるもの
絵巻物
901年昌泰の変で藤原時平によって大宰権帥に左遷された菅原道真が怨霊となり都に戻ってくるシーンで有名な『北野天神縁起絵巻』(伝藤原信実)ついでだが、怨霊を鎮めるのが御霊会。
春日大社の由来が『春日権現験記』。『石山寺縁起絵巻』は、大津の関所を通る馬借が描かれていて、経済史でも出題される。作者は共に高階隆兼。同じく備前国福岡の市が描かれている『一遍上人絵伝(一遍聖絵)』(円伊)も頻出。
『法然上人絵伝』(土佐吉光) …高僧の伝記
『蒙古襲来絵巻』『平治物語絵巻』『後三年合戦絵巻』『男衾三郎絵巻』