東山文化 簡素だが幽玄で精神性を感じる 庶民文芸、教育、茶や立花、仏教それぞれを押さえる。綿密な学習が望まれる。
庶民文芸の発達 2004-追 正誤
中世に生み出された、武士や民衆に愛好された文化について述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 清元節は、出雲阿国が考案した踊りである。
② 室町時代、庶民の間に小歌がはやった。
③ 『国姓爺合戦』は、御伽草子の代表的作品である。
④ 『節用集』は、鎌倉時代の民間伝説を編集した作品である。
正解➡②、③は元禄、④は奈良の商人が刊行した辞書。
猿楽能 平11-本 正誤
猿楽能に関連して述べた文として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 世阿弥は猿楽能の脚本を集成して、謡曲集の『風姿花伝』をまとめた。
② 猿楽は、もともと寺社の祭礼などで興行された滑稽を主とする雑芸であった。
③ 観阿弥・世阿弥父子は、室町将軍の保護のもとに、猿楽能を芸術性の高い演劇に大成した。
④ この時代には猿楽の座が各地で活発に活動するようになり、大和国では興福寺・春日社に奉仕する大和四座が活動した。
正解➡①謡曲集でなく理論書。
室町時代の芸能 平12-本
室町・戦国時代のことがらについて述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 日朝貿易は、16世紀の寧波の乱を契機に衰退していった。
② 堺では、会合衆を中心にした自治的な都市運営が行われるようになった。
③ 日蓮宗では、桂庵玄樹の布教によって法華一揆が成立した。
④ 真言宗では、和歌の創作・研究を中心とする五山文学がさかんになった。
正解➡②、衰退は三浦の乱だね。寧波は大内氏と細川氏の主導権争い。
小歌 平12-本 正文選択
小歌について、小歌集として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 猿蓑 ② 菟玖波集 ③ 閑吟集 ④ 沙石集
正解➡③
文化の地方伝播 2004-本 正誤
応仁の乱が発生すると、京都から公家や禅僧が地方に下り、各地に学問・思想を伝えたが、このことについて述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 桂庵玄樹は、肥後の菊池氏に招かれ海南学派を興した。
② 桂庵玄樹は、薩摩の島津氏に招かれ海南学派を興した。
③ 絶海中津は、肥後の菊池氏に招かれ海南学派を興した。
④ 絶海中津は、薩摩の島津氏に招かれ海南学派を興した。
正解➡②、絶海中津は五山文学、義満の時代。
地方文化の発展
応仁の乱で貴族・僧侶が各地に逃れる。
室町時代における新仏教の発展 2003-追 正誤
次の文章を読み、下線部に関して述べた文として誤っているものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
鎌倉時代には、いくつかの新しい宗派が出現し、広く武士や庶民の間にも浸透していった。こうして14世紀以降、これらの宗派は大きな教団に発展していった。
① 戦国時代の京都では、日蓮宗の信者によって法華一揆が結ばれた。
② 親鸞は吉崎道場において講を組織し、本願寺の勢力を広げた。
③ 禅宗諸派(林下)が、地方の武士や庶民の支持を受けるようになった。
④ 江戸幕府は、宗派ごとに本山・末寺の制を整えさせ、寺院を統制した。
正解➡②親鸞でなく蓮如、間違いやすいかも!
15世紀の社会と文化 平16-本 正誤選択
15世紀後半の社会や文化について述べた次の文X~Zについて、その正誤の組合せとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
X キリスト教が伝来し、西日本を中心に広まった。
Y 日親の布教活動により、日蓮宗が京都を中心に西日本各地に広まった。
Z 連歌の規則書である『応安新式』が作られた。
① X 正 Y 正 Z 誤 ② X 正 Y 誤 Z 誤
③ X 誤 Y 正 Z 正 ④ X 誤 Y 正 Z 誤
正解➡④応安新式は14世紀
室町時代の仏教 平10-追 正誤
日蓮宗と浄土真宗について述べた文として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 日親は、他宗に対して激しい宗教論争を挑んだためしばしば迫害を受けた。
② 浄土真宗の蓮如は、その教えを御文という平易な仮名書き文に書き、門徒組織の講などに送って信仰を固めさせた。
③ 織田信長は、長期に及ぶ戦いの末に大坂石山本願寺を屈服させた。
④ 京都の日蓮宗の法華一揆は、権力に対抗してしばしば一向一揆と共同して戦った。
正解➡④
林下 平19-本 正文組合せ
林下について、林下の諸派の中心となった寺院と、その寺院の属した宗派との組合せとして正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 妙心寺-臨済宗 ② 妙心寺-曹洞宗
③ 円覚寺-臨済宗 ④ 円覚寺-曹洞宗
正解➡①
神道 平16-追 正誤
吉田兼倶に関して述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 兼倶の代表的な著書に『樵談治要』がある。
② 兼倶が主張した神道学説は、唯一神道とよばれた。
③ 義政の妻富子は、実子義視を将軍に就けようとした。
④ 義政は、五山僧の禅僧である一休宗純を重用した。
正解➡実子は義尚、一休は五山僧でなく林下。大徳寺・妙心寺は五山でない。正解は②