●江戸時代の農民統制
百姓の負担 2008-本 正誤
「百姓からの年貢納入確保は重要な政治課題として位置づけられた」に関して、江戸時代の百姓の負担について述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 田畑や屋敷地に賦課された本年貢(本途物成)は、すべて貨幣で納められた。
② 工事のための夫役を負担する小物成が、一国単位で課された。
③ 年貢は、村請制にもとづいて村の責任で納入された。
④ 山林・原野・河海の利用や収穫物に対して助郷役が課された。
答➡③
農民の暮らし・家 2006 年 本 正誤★★★難問
問2 下線部(b)に関連して,江戸時代の農民の家や暮らしに関して述べた次の文X~Zに
ついて,その正誤の組合せとして正しいものを,以下の①~④のうちから一つ選べ。
X 田畑の相続にあたって,分割相続が奨励された。
Y 離縁状(三下り半・三行半)は,再婚を許可する役割も果たした。
Z 信仰のための組織として,庚申講などがつくられた。
① X 正 Y 正 Z 誤
② X 正 Y 誤 Z 誤
③ X 誤 Y 正 Z 正
④ X 誤 Y 誤 Z 正
正解➡
江戸時代の村 2006-本
江戸時代の村に関して述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 年貢や諸役は、領主から個々の百姓に対して直接賦課された。
② 結・もやいなどと呼ばれる、相互扶助の慣行があった。
③ 村の運営は、豪農・組頭・百姓代の村方三役によって行われた。
④ 村に住む人々はすべて本百姓として把握された。
正解➡
江戸時代の農村
江戸時代の村に関連して述べた文として誤っているものを、次の①~④のうちから1つ選べ。
① 村は、草木灰や薪などを入手するために、入会地をもった。
② 村の運営は、名主・庄屋・百姓代からなる村方三役が担当した。
③ 村役人は、本百姓の階層に含まれていた。
④ 村役人は、村請制により年貢の徴収を行った。
正解➡② 組頭
江戸時代初期の外交
【2001-追】
「1635年には日本人の海外渡航と帰国を全面的に禁じていた」に関連して、江戸時代初期の外交について述べた文として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 己酉約条によって、対馬の宗氏が朝鮮貿易を独占することになった。
② 幕府の許可を得たオランダ・イギリスが平戸に商館を設けた。
③ 伊達政宗は通商を求めて支倉常長をロシアへ派遣した。
④ 幕府は特定商人に糸割符仲間をつくらせ、輸入生糸の一括購入をはからせた。
答➡③
●朱印船貿易
【 朱印船 】➡将軍の許可証である朱印状により渡航許可 【 日本町 】➡アユタヤ・フェフォ・ツーランなど、【 山田長政 】(シャム王室で登用される) 貿易家:島津家久(薩摩)、有馬晴信・松前鎮信(肥前) 【 角倉了以 】・茶屋四郎次郎(京都)、【 末次平蔵 】(長崎)、末吉孫左衛門(摂津) |
鎖国体制への移行2005 年 本試験 第4 問 20
キリスト教や幕府の対外政策に関して述べた次の文I~Ⅲについて,古いものから年代順に正しく配列したものを,以下の①~④のうちから一つ選べ。
I コレジオやセミナリオが,各地に建てられた。
Ⅱ 中国人の居住地を,長崎の唐人屋敷に限定した。
Ⅲ 中国船以外の外国船の寄港地を,平戸と長崎に制限した。
① I―Ⅱ―Ⅲ ② I―Ⅲ―Ⅱ ③ Ⅱ―I―Ⅲ ④ Ⅲ―Ⅱ―I
正解➡②
◆2011年 日本史B 本試験 第4問 問3 21◆
下線部bに関連して,江戸時代における朝鮮・琉球・中国・オランダのそれぞれと日本との関係について述べた文として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ
① 秀吉による侵略失敗ののち,朝鮮と江戸幕府との間で己酉約条が結ばれ,長崎において日朝貿易が行われることになった。
② 琉球王国は薩摩藩により武力征服されたが,一方では,中国と琉球王国との朝貢貿易は維持された。
③ 寛永期に幕府は,中国船の来航を長崎に限定し,渡航許可証である朱印状を中国船に与えて,日本と中国との朝貢貿易を行った。
④ オランダ商船来航のたびに提出されたオランダ国王の親書によって,幕府は海外の情報を得ることができた。
(解答は②)
●鎖国体制(四つの口)
【長崎】オランダ人は【出島】に商館で交易。 オランダ商館長は【オランダ風説書】海外情報、中国人は【唐人屋敷】で交易 【対馬】➡【宗氏】が外交の窓口1609年【己酉約条】を結ぶ 朝鮮からは【通信使】来日 【薩摩】島津氏の統制➡【琉球王国】の支配、将軍の代替わりに【慶賀使】琉球国王の代替わりに【謝恩使】を幕府に派遣 【松前】➡松前氏の統制、【蝦夷地】の支配 商場知行制➡場所請負制 |