【解法のヒント】
問1
1885年以降、棉花(綿花)の生産が減少に転じている理由を具体的に説明。
綿花から綿糸を生産する産業を綿糸紡績業という。
1880年代日本では会社設立ブーム、産業革命が始まった。綿糸紡績業がその中心だった。安価な輸入綿花を使用して綿糸生産が拡大したことを説明すればよい。
問2
日本の経済情勢である大戦景気に触れながら、アメリカの戦争景気により、生糸の輸出が増大したことを説明てきていればよい。
問3
第一次世界大戦中から終結後のヨーロッパ諸国の経済情勢、中国での民衆の反日運動と関連させて、大戦中はヨーロッパ諸国がアジア市場から後退して綿製品の輸出が伸びたこと、それに対して、大戦後はヨーロッパ諸国の復興、中国の反日運動を要因として輸出が減少したことが説明されなくてはいけない。
【1930