東京学芸大2009 解法のヒント


問1

⑴空也 ⑵往生要集 ⑶専修

問2

①かじきとう②おんりえど③ごんぐじょうど

問3

天台宗 台密 真言宗 東密

問4

釈迦の死後、正法・像法をへて始まる時代で、仏法が衰え、釈迦の教えのみが残る乱世とされた。日本では1052年が初年とされる。

問5

陸奥 中尊寺金色堂 豊後 富貴寺大堂

問6

平安中期には、承平・天慶の乱などの戦乱や疫病、天災が続発し、1052年から末法の乱世が到来するという末法思想とも相まって社会不安が増大していた。浄土教は阿弥陀信仰による極楽往生という来世での幸福を説くことで支持を集め、空也や源信が布教したほか、往生伝が多く作られた。法然は念仏のみを唱える専修念仏を主張して浄土宗の理論的枠組みを作った。これらは易行を特色とするため、貴族だけでなく庶民にも広まった。(197字)

 


問1

太宰府などでの中国・朝鮮・沖縄などとの海上交易のことで、貨幣経済に必須の宋銭のほか、中国の進んだ文物がもたらされた。

問2

馬借 馬に荷物を載せて運搬した輸送業者

車借 荷物を車に乗せ牛や馬にひかせた輸送業車

問3

港湾や都市で年貢や商品の保管、輸送にあたった運送業者

問4

南北朝から室町初期につくられた往来物の一つ。書簡を集成した形式。江戸時代まで、教科書として武士の子弟や庶民に利用された。

問5

運送業の発達により鎌倉から太宰府に至るまでの交易的商業圏が成立したため、現金貨幣ではなく為替や割符を利用した信用経済が発展した。

問6

禁制

問7 用事・用件  問8 博打・賭け事

問9

村落の自治組織である惣村が秩序維持のために自主的に定めた。


問1

天皇が修めるべき事柄で第一に重要なのは学問である。

問2

摂関家の生まれであっても才能のないものを、三公・摂政・関白に任命してはならない。ましてや摂関家以外の者など論外だ。

問3

西暦1615年 徳川秀忠 問4 d

問5

⑴ 新潟 ⑵ 下田

問6

日米修好通商条約

問7 1858年

問8

日本人に対して法を破ったアメリカ人はアメリカの法により罰し、アメリカ人に対して法律を破った日本人は日本の法で罰する。

問9

フランス、イギリス、ロシア、オランダ

問10

日本は開国し欧米との貿易が始まったが領事裁判権を認めるなど不平等条約であったため、明治期に条約改正が課題として残された。(60字)


問1 c

問2 ウ→イ→ア→エ

問3

日露戦争後の日露関係は、敵対するか、協調して他国を排除するか、南満州を国際的に管理して日本の安全を保つかの3策があり、最後の策が最上である。

問4

袁世凱に対する二十一か条要求や、青島攻撃、ロシア革命に際してのシベリア出兵のこと。

問5

九カ国条約

問6

ブロック

問7

満州事変以後日本軍は傀儡の満州国を建てた。停戦後も華北分離工作などの進出を続けた。一方中国は西安事件を機に国共合作が成立し、反日姿勢を強めていた。盧溝橋事件を機に全面戦争に突入した。朝鮮・台湾・樺太について、1921年は放棄するよう求めていたが、1936年には貿易上は内地と一体だと述べている。

問9

ポツダム宣言

問10 a