2008年度第Ⅱ問、2010年度第Ⅲ問と類似した問題である。一橋の定番テーマである。
【解法のヒント】
問1
学制が地域の実情を無視した画一的な教育制度と反発を受けた背景には、近世後期の寺子屋において、地域の実情をふまえた教育が行われていたことを忘れてはならない。
問2
大戦景気→都市部の企業設立→サラリーマンの増加→高学歴人材需要の高まり→大学令→私立大学設立の流れで書くとよい。
問3
《「臣民の道」の論理》
★天皇が「万世一系」であること、★「八紘一宇」→『日本書紀』に記された神武天皇の「八紘(あめのした)を掩いて(おおいて)宇と(いえ)為ん(せん)」世界を一つにするという意味。
★世界を一つの家にする★アジアを欧米の植民地から解放する。
《正当化しようとした日本の海外での行動》
★中国侵略 ★東南アジア侵略 ★大東亜共栄圏の建設
問4
民主的な教育理念を語った教育基本法、学校教育法は六・三・三・四制、各地に地方自治体の住民の公選による教育委員会が書ければよい。