【解法のヒント】

問1

1925年に公布された治安維持法が、なぜ1928年に改正されることになったのかを、当時の国内の政治や社会状況にふれながら説明する。

日ソ国交樹立を契機に社会主義運動が高まり、総選挙においても無産政党の当選者を出し、日本共産党も活発に活動を始めたため、衝撃をうけた田中義一内閣は治安維持法を改正し、最高刑を死刑・無期としたことを書けばよい。

問2

主題→

大政翼賛会の結成に中心的役割を果たした人物名、彼の狙いと実際に成立した組織との相違点について説明する。

さらに、この組織が結成されるにいたった欧州情勢についても説明する。

近衛文麿。ナチスドイツの攻勢に触発。既成政党の打破、一党独裁の政治組織の樹立です。

翼賛会に合流した諸勢力の対立もあり。、総裁を総理大臣、支部長を都道府県知事、町内会、隣組と上意下達機関となっていった。