22 室町幕府の対外政策
⑴日明貿易
蒙古襲来後→元寇以後私貿易継続(九州、瀬戸内の土豪)
①明の外交政策
ア 海禁政策 …中国人の海外渡航・自由な民間貿易を禁止
北方民族や倭寇の活動を抑えるとともに、中国内の反対勢力が倭寇など外国勢力と結ぶことを防ぐため、採用された。
イ 国交を朝貢形式に限定=朝貢貿易以外の貿易禁止
明は、漢民族中心の伝統的な国際秩序の再興をめざし、明に朝貢する国とだけ国交をもった。明との貿易には明の皇帝から「国王」の称号を得ることが不可欠だった。
②勘合貿易
ア 形式…朝貢形式(朝貢するという形)→一元的な貿易
イ 統制…明の皇帝から交付された勘合の所持義務→入港地を寧波に限定
ウ 展開過程
将軍 |
中国 |
朝鮮 |
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前期倭寇 壱岐、対馬、松浦を拠点に朝鮮・中国沿岸 耕地少なく交易しかない 倭寇の好物➡生糸、真綿、水銀、鉄鍋、米、人を略奪 倭寇取締要請(明使)義満受諾(幕府財源補える、南朝方につく海賊北朝に) |
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3代 義満 |
①1368明の建国 モンゴル民族打倒 ▶︎朱元璋が元を滅ぼす 初代皇帝:光武帝 |
①1392朝鮮建国 ▶︎李成桂が高麗滅ぼす 倭寇討伐で名声あげる |
3代 義満
4代 義持 |
②1401 国交樹立 1401年、遣明使肥富と祖阿を明に派遣した。→日本国王に冊封される ③1404 勘合貿易の開始 貿易は朝貢形式、港は寧波 輸出:銅・硫黄・刀剣・金 輸入:明銭(永楽通宝)、生糸 幕府の権威なく貨幣発行不可 ④1408 足利義満没 ⑤1411 勘合貿易の中断 ▶︎朝貢は屈辱的1432まで |
①貿易の開始 ⑴対馬の➡宗氏が統制 ⑵三浦の➡倭館で交易 (富山浦、乃而浦、塩浦)に入港 輸出:銅、銀、硫黄、南海の産物 輸入:木綿・大蔵経 衣料革命:麻から木綿へ
⑥1419✖︎応永の外寇 ⑴朝鮮が対馬を襲撃 →倭寇の根拠地 →貿易の中断
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