第3回 新たな倫理的課題


問1 27 正解④

レヴィンは、ドイツとアメリカで活躍したユダヤ系の心理学者で、純然たる子どもでもないが、大人にもなりけれていない過度的な時期である青年期を、マージナル・マン(周辺人・境界人)と呼んだ。

①は誤り。エリクソンはライフサイクル論で知られ、とくにアイディンティティの確立を課題とする青年期の重要性を説いた。

②は誤り。フロイトは人間の心理が無意識の領域によって突き動かされると論じた。

③は誤り。オルポートは、パーソナリティーの特性を論じた。

 

問2 28 正解②

②は正しい。

①は誤り。シェールガスはアメリカである。

③は誤り。二酸化炭素は排出しない。

④再生可能エネルギー法が2011年に制定、石油危機を契機に導入されたものではない。

 

問3 29 正解②

②は正しい。

①は誤り。インフォームド・コンセントではなく、リヴィングウィルの記述である。インフォームド・コンセントとは、治療に先立って医師が患者に対して病状だけでなくリスクや費用なども十分に説明し、患者がそれを納得した上で治療をするべきという考え方。私も受けた。痛くないからは名言だった。 

③は誤り。ホスピスは治る見込みのない末期ガンなどの患者の苦痛や死の恐怖を和らげ、尊厳を保ちながら最期を迎えられようにすることを目的としている。日本でも1980年代以降、少しずつ広がっている。

④は誤り。尊厳死は日本でも行われているが、そのルールを法制化したものは存在しない。

 

問4 30 正解①

aには「15歳以上」が入る。

cには「本人の意思表示が必要」が入る。

 

問5 31 正解②

②は誤り。宗教上の信念から輸血を拒否していたにもかかわらず、医師が人命尊重の観点から輸血を強行して裁判になったことがある。倫理的に難しい問題ではあるが、同様の問題は近代以前の医療技術でも起こりうるであろう。したがって、医療技術の進歩によって新たに生じた問題とはいえない。

①は正しい。出生前診断可能

③は正しい。

④は正しい。