13 センター過去問 統治機構③地方自治 ★★★頻出
選挙制度
問 選挙権や選挙制度に関する記述として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
① 所得税を納めていない人に選挙権を与えなくても,日本国憲法の普通選挙の原則には反しない。
👉制限されない✖︎
② 日本国憲法では,選挙人の資格は法律で定められることになっているが,法律によって政治的信条を理由に選挙権を制限することは許されない。正文⭕️
③ 大選挙区制は,政局の安定をもたらすと言われるが,多くの死票を生むという問題がある。👉死票が多いのは小選挙区
④ 小選挙区制は,小政党にも議席が配分される可能性が高い選挙区制度で,民意を議席
に反映させるが,小党分立をもたらす。
小選挙区と比例代表制
問 小選挙区制と比例代表制という二つの異なるタイプの選挙制度についての説明として
適当でないものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
① 小選挙区制の下では,議会の過半数を単独で占める政党が誕生しやすいことから,政権が安定するといわれている。⭕️
② 小選挙区制の下では,死票は少なく,得票率と議席率の開きが小さくなるが,選出された議員による地元支配が固定化するおそれがある。
③ 比例代表制の下では,少数者の意見や利害を国会に反映しやすく,また議会の構成も世論の縮図に近いものとなる。
④ 比例代表制の下では,小党分立の傾向が生まれやすく,その場合には連立政権をつくらざるを得ないので,政治が不安定になるおそれがある。
定数不均衡 1999追試
問 一票の価値の平等に関連する記述として正しいものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
① 一票の格差を違憲とした判決をきっかけに,国会は,選挙のたびに議員定数を是正すべきことを内容とする法律を制定した。
② 最高裁判所は,一票の格差を違憲とした判決で,実施された選挙自体は有効とし,選挙のやり直しを命じることはしなかった。
③ 衆議院に小選挙区制度が導入されたため,一票の格差は2倍以内におさめられるようになった。
④ 最高裁判所は,一票の格差を違憲とした判決で,国会に対し,格差を2倍以内に抑えるよう指示した。
選挙制度 2007−本試
問 選挙制度に関する記述として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
① 衆議院においては,小選挙区比例代表並立制が採用されており,衆議院議員の定数のうち,小選挙区選出議員より比例代表選出議員の方が多い。
② 小選挙区制は,一つの選挙区から一人の議員を選出する制度で,衆議院においては,現行の選挙制度が導入されるまでこの制度が採用されていた。
③ 衆参両院の比例代表選挙における議席は,ドント式によって,各政党の得票数に応じて議席が配分される。
④ 参議院においては,有権者が政党名を選ぶ比例代表選挙と,政党が届け出た名簿から候補者名を選ぶ選挙区選挙が共に採用されている。
国政選挙の法制度 2007−追試
問 国政選挙をめぐる法制度に関する記述として最も適当なものを,次の①~④のうちから一つ選べ。
① 投票日に仕事があると見込まれる有権者は,投票日の前に投票を行うことができるが,レジャーを理由とした期日前投票を行うことはできない。
② 国外に在住する有権者は,現地において衆議院議員選挙の投票を行うことができるが,参議院議員選挙の投票は認められない。
③ 選挙運動において,選挙運動の責任者が買収の罪を犯し刑に処せられた場合,候補者の当選は無効となる。
④ 候補者が,政見を伝えたり投票を依頼したりすることを目的として,家庭や職場などを戸別訪問することは,選挙期間を除いて禁止されている。